ひとりで悩んでいませんか?

DV(ドメスティックバイオレンス)は他人に相談にくい問題です。いじめ問題と同じで、自分がそういう被害を受けているということを他人に知られるのが恥ずかしいという人はたくさんいます。親や友達を心配させたくないという想いもあるでしょう。なかには、自分がDVの被害者だということを認めたくないと、あれこれ理由をつけて被害を正当化することもあります。まわりに相談できる人がいない、知り合いに知られたくない、心配を掛けたくない気持ちは解ります。ですが、問題を解決するにはひとりでは難しいのがDVなんです。あなたがどんなに頑張ってもひとりで解決できる問題ではありません。むしろ、我慢しているうちにどんどん被害がエスカレートして、最後には取り返しのつかない事態になることも考えられます。テレビのニュースでDVが原因とされる事件が報道されると、とてもむなしい気持ちになります。少しでも被害をなくすためには、まず勇気を持って声をあげることです。

本当の壁は自分自身

他人に相談することも勇気がいることですが、もし加害者にそのことが知られて、余計にDVが酷くなったらどうしようという恐怖も大きいと思います。DVに関わる人の経験談では、DV加害者が反省して暴力を振るわなくなったという例はほとんどないといいます。つまり、そこから逃げ出さなくては、いつまでも被害を受け続けるということです。逃げるということは今までの環境をがらりと変えなくてはいけません。専業主婦で経済力がないからと、なかなかひとりになることを選べない人も多いと思います。特にお子さんを抱えているかたは、経済力というのは大きな壁になると思います。ですが、今はいろんな救済制度がありますし、危うい精神状態で子育てをするより、外に働きに出て毎日笑顔で過ごせるほうが母子ともに健やかに過ごせるんじゃないかと思います。まず、今の状況をよく考えてみてください。自分を取り巻く状況を冷静に見つめてみると、本当の壁が自分の中にもあることを気づくはずです。

DV問題を乗り越えるには強くならなければいけません。お子さんがいるならなおのことです。加害者から逃れるために行動を起こしたら、日記をつけてみることをおすすめします。こんな体験は誰でもが経験するわけではありません。新天地でだれかに相談したいと思っても相談しにくい話でもあります。そんな時に日記をつけていれば、自分の思いを書くことで吐き出すことができます。お子さんを抱えてお母さんがどれだけ頑張ってきたか、お子さんが大きくなったら読ませてあげるといいでしょう。思春期を迎える子供にはいい道しるべになるここと思います。まずはこの状況から抜け出して、ゼロからスタートしなければいけません。道は平坦ではないと思いますが、今より悪くなることはありません。さあ、勇気をだして一歩を踏み出しましょう。